皆さん、こんにちは。
今年も早いもので師走になりました。
師走になると音楽番組が増えたり、クリスマスソングや第九コンサートなど音楽を楽しむ機会が多いのではないでしょうか。
よく、お客様から「補聴器を着けたら音楽が音痴に聞こえる」と言われることがあります。そんなことあるの？と思いませんか？
実はあるんです。
補聴器は普段、快適に使えるように、小さい音を大きくし、大きな音は抑えるように加工されているので違和感があるのです。
「じゃあ、小さな音は小さく、大きな音は大きくすればいいんじゃない？」と思いますが、音楽は、会話音声と比較して周波数範囲と音の強弱の変化がはるかに大きく（図1参照）、急激な音の変化も含まれるため、会話音の聞き取りに焦点をあてた従来の音声処理では音楽の再現が困難でした。
そんな中、2021年9月にOticonから音楽プログラム 「MyMusic」というプログラムが発表されました。
音楽を聴くための音のバランスを検討した独立研究や、補聴器ユーザーの音楽体験を改善するための研究に基づき、音楽に適した増幅処理ができ、音楽の自然なダイナミクス（音の強弱）が維持されます。
このプログラムを使うことで、生演奏だけではなくスマートフォンやデジタル機器などからの音楽ストリーミング等においてもMyMusicで音楽を楽しむことができます。
クラシック音楽が好きだったけれど、補聴器を着けることで音楽を楽しめなくなったと嘆いていたお客様にご試聴いただいたところ、「今までと全然違う！音のハーモニーをしっかり感じられる！」と大変驚かれたケースが複数ありました。
音楽に詳しくない私でも試聴したところ、聴く曲にもよりましたが、音の奥行や迫力の違い、歌との一体感を強く感じることができました。
聴力によってはもっと大きな違いを感じ取ることができるのかもしれません。
当店では随時無料試聴を承っております。
音楽好きな方は、是非ご試聴ください。
