軽度・中等度難聴者への補聴器購入費助成について

皆さん、こんにちは。
突然ですが、補聴器ってとても高額ですよね。
私もこの業界に入る前は、金額の高さに驚愕しました。
(色々勉強した今となっては妥当~安いと感じます)
とはいえ、全額自己負担はとってもお財布に厳しい金額・・・。
そんな中、現在、補聴器の購入を補助する下記のような制度があるのはご存じでしょうか?

①障害者総合支援法による補装具費支給制度
 聴力で身体障害者手帳を取得した方が対象 

▼厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/yogu/aiyo.html

②医療費控除
 医師による診療や治療に必要であると認められた方で、課税世帯が対象

▼国税庁HP
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/180416/index.htm

③軽度・中等度難聴児への補聴器購入助成制度
 身体障害者手帳の交付対象ではない18歳以下の難聴児が対象

④18歳以上の軽度・中等度難聴者への補聴器購入費助成
 身体障害者手帳の交付対象ではない方が対象(条件は各市町村毎に異なる)

①②は全国どこでも利用可能な制度ですが、③④は市町村によります。実施していない自治体もあります。
特に④は取り組んでいる自治体がとても少ないです。
本日は、④「18歳以上の軽度・中等度難聴者への補聴器購入費助成」についてご紹介いたします。

補聴器の購入費用の一部を補助してくれる制度です。
埼玉県内でどれくら実施しているのか役所のホームページで確認したところ、63市町村のうち実施している自治体は8市町のみでした。(2023年8月現在・ボイス調べ)
※未精査ですので正しくは各自治体に確認ください。

せっかく制度を導入したのに利用者が少なかったため廃止になってしまった自治体もありました。もし、お住まいの自治体に制度があれば、廃止にならないよう積極的に制度を利用していただければと思います。

まだ実施されていない自治体でも、住民からの要望が多いと設立されたりします。
既に要望書が提出され検討中だったり、「検討もしません!」という回答が出ていたり、色々な自治体があります。
お住まいの自治体がどのような状態か確認してみてはいかがでしょうか。

また、利用者が多かったり、困っているという声が市区町村の議員さんや職員の耳に多く入ると、より使いやすい制度になる可能性があるので、ぜひ声をあげていただければと思います。