オーティコンの技術開発の指針BrainHearing(ブレインヒアリング)とは、脳を中心にした聞こえの仕組みのことです。
耳に届いた音を脳が理解しやすくすることで、音の意味をより楽に理解し、脳への負担を減らすことを目的としています。ブレインヒアリングは、単なる補聴器の機能ではなく、脳と聴覚の関係を理解し、その働きをサポートする考え方です。
具体的な脳の働きのサポート
・360度方向からの音を整理して届け、自然な音の情景を再現することで、脳が音の全体像を把握しやすくします。
・脳の聞く働きを集中させることで、騒音下でも特定の音に注意を向けることが可能になります。
ブレインヒアリングで、聞き取りの疲労の軽減と自然な聞こえを実現し、コミニュケーション向上できるオーティコンの技術は、ぜひ一度体験していただきたいです!
次に、自然な聞こえに限りなく近づくために、DNNを搭載した補聴器のメリットをお伝えします。
DNN(ディープ・ニューラル・ネットワーク)とは、簡単に言うと人が行う様々な経験から反復と失敗を重ね学習していく人の脳の学習方法を模倣していく機械学習(深層学習)の一種です。
DNNは、周りの音環境を詳細に認識、脳が音の全体像にアクセスしやすくなるように最適化して脳の聞く力をサポートしてくれます。更に、雑音を抑制し、言葉の聞き取りを向上させます。1200万以上の音の情景を学習したDNNは、自然でクリアな聞こえを実感できます!
今回、最新モデルOwn SI(耳あな型補聴器)はDNN2.0にチップを使用しており、以前よりいっそう明瞭な聞こえと優れたノイズ抑制を両立した器種で、デザインも小さく目立ちにくく、一日中快適な装用が実現できます。
◎2025年5月発売のOwnSIの装用イメージ

◎2025年5月にもう一つ発売された「JetPX]のご紹介
・オーティコン「JetPX1」は、補聴器の指向性は通常正面に向けられていることが多いですが、360度の音を集めて、声と雑音分離することで聞き分けをサポートします。こちらの機能を発揮するのが「オープンサウンドナビゲーター」です更に加えてAI機能(DNN1.0)が搭載され、より自然に近い音をお届けすることが可能になりました。
快適な音を提供するために、JetPX1では「スピーチガイド」という機能が搭載されていて、補聴器のマイクによって集められた音の中で、聞きたい人の声を強調し、不要な音(背景で聞こえる音)は控えめにするようにして、より快適な聴取を目指します。JetPX2では「シングルコンプレッション」という機能が搭載されています。周りの音が騒がしい時は、自動でボリュームを抑えたり、静かな環境の中では自動でボリュームを下げたりを行います。価格を抑えながらも高機能な器種となっておりますので、ぜひご興味がございましたらお問い合わせください。
◎JetPX 耳かけ型・耳あな型
