こんにちは。
前回に引き続き、難聴の特集内容をお伝えしたいと思います。
今回は、①~⑤の中の④⑤をお伝えいたします。
①難聴になるリスク(前々回のブログにて)
②コロナ渦生活での聞き間違い(前々回のブログにて)
③認知症と難聴の関係(前回のブログにて)
④耳掃除について
⑤耳鳴りについて
④耳掃除についてですが、出演されていた耳鼻科の先生を含む3人の耳鼻科医は、「耳掃除をしない」と回答しました。なぜ耳掃除をしないか?という理由は・・・
「耳には自浄作用があり、耳垢を外に押し出してくれる」とのことです。
耳掃除をすることにより、逆に耳の中(耳道や鼓膜)を傷つけてしまう恐れがあるとのこと。耳掃除をするなら、耳穴の入り口部分だけで十分とのことでした。そして、どうしても気になるようでしたら、2~3ヵ月に1回耳鼻科で耳垢を取ってもらう事をお勧めしていました。
⑤耳鳴りについてですが、耳鳴りで悩んでいる方は日本の人口の約2~3%(約300万人)いると言われています。耳鳴りの根本的な治療は難しく、耳鳴りによって起こりうる症状には「うつ」や「不眠症」などがあります。耳鼻科の先生も「耳鳴りは時々ある」と仰っていましたが、数日耳鳴りが続くようであれば耳鼻科の受診をお勧めしていました。
耳鳴りは、気にしたら更に大きく感じ、悪循環に陥ります。「耳鳴りを気にしないことが1番」と耳鼻科の先生がおっしゃっていました。耳鳴りで不眠症になってしまった方が登場し、「耳鳴りにより寝付けず、熟睡できない。」と仰っていました。そこで、ホワイトノイズ(テレビの砂嵐の音)を集中して聞いていただきました。そして、寝る時もホワイトノイズを聞きながら寝ると・・・熟睡されました。
耳鳴りは、どれだけ意識しないかで生活が変わります。
耳鳴りに意識を向けないようにする。耳鳴りよりも少しだけ小さい音(ホワイトノイズ)を聞くことで、耳鳴りが気にならなくなり、ストレスも減ると思います。
耳掃除や耳鳴りなど、耳に関することで間違った情報を受けている方もいるかと思います。まずは専門医である耳鼻科の先生に相談する事をお勧めします。