テレビで難聴について特集をしていました②

こんにちは。

前回に引き続き、テレビで難聴についての特集内容をお伝えしたいと思います。

本日は、①~⑤の中の③の内容についてお伝えします。

①難聴になるリスク(前回のブログ参照)

②コロナ渦生活での聞き間違い(前回のブログ参照)

③認知症と難聴の関係

④耳掃除について

⑤耳鳴りについて

③認知症と難聴の関係についてですが、認知症リスクの要因は多々ありますが、年代別で比較すると以下のようになります。

・45才~65才 難聴(8%) 外傷性脳損傷(3%) 高血圧(2%) 肥満(1%)                    過度のアルコール摂取(1%)

・65才以上  喫煙(5%) うつ(4%) 社会的孤立(4%) 運動不足(2%)              大気汚染(2%) 糖尿病(1%)

以上のような事を改善することで、最大40%発症を遅らせることができると言われています。

難聴が8%と1番高いですが、難聴と気づく方は少ないです。その証拠に欧米では補聴器装用率が50%弱なのに対して、日本での補聴器装用率は14.4%(約200万人)しかありません。

補聴器をしたくない理由としては、年寄り臭く見える・価格などありますが、聴こえていないとコミュニケーションが取りづらくなります。

会話等のコミュニケーションが脳の認知能力の低下を抑えるのでは?と言われています。

会話の内容を把握できるかどうかで、脳の認知能力の低下を抑えられると捉えることができます。

そこで、言語聴覚士の方が難聴者の方に会話文を言って、難聴者の方がその会話文を復唱するという聴覚トレーニングをしている様子が映し出されました。

聴覚トレーニングを始めた頃の難聴者の方は、うつむきながら曖昧に復唱していましたが、3カ月後は表情も笑顔で、会話文をスムーズに復唱なさっていました。

その方は、聴覚トレーニングを週に1回30分行っていたそうです。全員の方が聴覚トレーニングを行うことで、良い結果が出るわけではないと思いますが、脳の認知能力を維持させるには良い方法ではないでしょうか?

次回は、④⑤をお伝えします。