補聴器ユーザーの皆様、こんにちは。
なかなか外出する機会が少ないですが、病院や買い物などにはお出かけになると思います。その時には、お話をされる相手の方はマスクをされていると思います。マスクをしていると口元が見えず、補聴器をしていても言葉が分かりにくくなります。補聴器をクリーニングして、相手の方には、ゆっくりしゃべって頂けますか?と一言お伝えしましょう。この一言により会話が理解できて、会話が楽しくなります。会話をするのが不安な時は、まずは”ゆっくりしゃべって頂けますか?”の一言を言ってみてください。
さて、今回は補聴器クリーニングの第2回目”耳あな補聴器のクリーニングの仕方”をお伝えいたします。
耳あな型にも大きさ・種類がありますが、クリーニング内容は一緒です。
お手入れをする時の備品はこちらになります。
補聴器をお渡しした箱に入っていると思いますので、探してみてください。
①ブラシを使って耳の中に入る白い部分を擦ります。この白い部分に耳垢が溜まりますので、ここをブラッシングしなければいけません。
ここで注意しなければならないのは、補聴器の白い部分を下向きにすることです。そうすることで、耳垢が下におちます。
ですので、補聴器の先端をブラッシングすると時は、ティッシュを敷いた上で行いましょう。
②電池を入れるところの近くに小さい穴が開いている場合があります。
この穴は、低音が聞こえている方に対して、あまり音・声がこもらない様にする為の穴です。
この穴にも耳垢が入ってしまい、こもり感が強くなってしまう場合があります。
ですので、付属部品で先端が針金のようになっている棒を補聴器の小さい穴に入れてください。
③穴に通していただければ、穴の中に入っていた耳垢が出てきます。
④補聴器の先端の白い部分は、1~2ヶ月経ちましたら交換したほうが良いです。
また、耳垢が多く出る方は、聴こえづらくなったら交換していただくと良いと思います。
交換部品は、白い小さなケースに8本棒が入っています。その1本を取り出してください。
⑤取り出した黒い棒には、先端に突起物がある方と白い部品が付いている方があります。
先端に突起物がある方を、補聴器の先端にある白い部分に入れます。
⑥白い部分に刺さったら、カチッとはまった感覚が分かると思います。
⑦そのまま黒い棒を引くと、先端の白い部分も一緒に取れます。
⑧補聴器の先端の白い部分が取れましたら、黒い棒に元からついていた白い部分の方を補聴器に取り付けます。
⑨白い部分を補聴器つけたら、棒を引いてください。白い部分だけが補聴器について、黒い棒から離れます。
これで先端の白い部分が新しくなり、聴こえも良くなると思います。あとは、ティッシュにアルコールをつけ、補聴器全体を拭いてください。
以上が、耳あな型補聴器のクリーニング方法になります。上記の補聴器の様に、先端部分が白い部品になっているのがほとんどですが、違う場合もございます。その場合は店頭にてご説明いたしますので、ご来店くださいませ。また、このクリーニングサービスは店頭にて無料で行っております。ご来店頂ければ、点検・クリーニング・乾燥を丁寧にさせて頂きます。ご都合に合わせてご来店くださいませ。
ボイス補聴器センターは、補聴器ユーザー様のために通常通り営業しております。今の時期はご自愛頂くことが1番ですが、お困りなことがございましたら、ご連絡・ご来店いただければ幸いです。
次回は、イヤモールドのクリーニングについてお伝えします。
このクリーニングサービスは店頭にて無料で行っております。ご来店頂ければ、点検・クリーニング・乾燥を丁寧にさせて頂きます。ご都合に合わせてご来店くださいませ。