ご自宅での補聴器クリーニング方法③

補聴器ユーザーの皆様、こんにちは。

補聴器クリーニング方法をお伝えするのが、3回目になります。今回は、イヤモールドになります。主に、高度難聴・重度難聴の方が多くご使用されていると思います。簡単に言うならば、自分の耳の型を採って作った自分専用のイヤホンですね。

透明のチューブ下に付いているモノがイヤモールドです。

分解すると、左から耳かけ型補聴器、チューブ、イヤモールドとなります。真ん中のチューブですが、長い期間使っていると変色し、チューブにヒビが入ってしまう場合があります。そこから音が漏れてしまい、補聴器の役割がきちんと機能しない場合がございます。

このチューブは店舗にいらしていただければ無料で交換いたします。

交換時期は、平均2~3ヶ月です。また、チューブの中に水滴が入ってしまい、音の通り道を塞いでしまう場合がございます。その場合は中に糸を入れて防ぐことができますので、ご来店の際おっしゃってください。(水滴が入るのは、冬場の外の気温と室内の温度に差がある時、お風呂上りや汗をかいた時におこります。)

イヤモールドの先端が1番汚れやすいです。耳の中に入るため耳垢が付きやすくなります。
耳垢が先端に入ってしまうと、音の出口を塞いでしまい、補聴器として機能しない状態になります。


耳垢が先端に入っている場合には、先端が黒い針金になっている棒で、耳垢のない方の管から入れて頂き、耳垢を押し出します。また、黒い棒が入っている右横の細い管(ベント)にも耳垢が入りますので、そこも黒い棒で耳垢を押し出してください。

その後、先端の周りに付いた耳垢をブラシで取り除いてください。
最後に耳垢などの汚れを取り除いた後、ティッシュにアルコールを吹きかけ、イヤモールドを拭いてください。
最後にパーツを繋げて元に戻してください。

以上がイヤモールドのクリーニング方法になります。きちんとクリーニングすることで、聴こえが維持できます。ご自宅にいることで、テレビを見る機会が増えたり、家族と話す機会が多くなると思います。家にいるとき、少しでも[聴き取る事]に煩わしさを感じない様にするためにも、ぜひクリーニングをしてみてください。そして、ご自宅でのクリーニングでも聴こえに不安がある場合は、いつでもご連絡ください。

ボイス補聴器センターは皆様に安心して補聴器を使っていただくために、いつも通り営業しております。